御宿稲荷神社
2017.10.31[ 神社 ]
江戸開府前よりあった神祠が起源・徳川家康の逸話が伝わる神社
御宿稲荷神社
この地の郷士の邸宅に祀られていた祠が起源と伝わる御宿稲荷神社(おんじゅくいなりじんじゃ)。
徳川家康が関東移封の際(天正年間)、神田村の郷士の家に投宿したそう。その家に宇迦御魂の神祠があり、後年江戸幕府より、家康の足跡の記念のために社地を与えられ「御宿稲荷神社」として祀られるようになったと伝えられています。
江戸城を目の前にしての宿泊。ということは、その間に城内の安全を確認させていたのでしょうか。。
ちなみにこの地域は、家康の江戸入城の際に三河から移住してきた下級武士が定住して繁栄し、三河町と呼ばれるようになりました(町名としての「三河町」は1935年になくなりました)。
社殿は関東大震災・東京大空襲でともに焼失しましたが、戦後に再建されました。
最寄駅はJR各線「神田」駅。徒歩5分ちょっと。地下鉄「大手町」駅からも近いです。