大熊杉山神社
2018.11.27[ 神社 ]
古くから都筑郡大熊郷の鎮守として祀られてきた神社
大熊杉山神社
古くから都筑郡大熊郷の鎮守として祀られてきた「大熊杉山神社」。
創建年代は不明ながら、古くからここ大熊郷の鎮守として祀られてきました。明治期に村社になった後、近隣の面足社、御歳社、熊野三社、さらに後に神明社を合祀しました。
現在の御祭神は、日本武尊。相殿に、天御中主命・伊弉諾命・伊弉冉命・面足命・稲田姫命・天照皇大神。
合祀されたという熊野社には、承平年間(931年〜938年)「平将門宿願によりて、不思議な霊夢を蒙り、此の社に七日参籠せる夜、こけら不動浮檀金の観音を授かり、夫より将門威勢盛になれとぞ」という逸話があるそうで、平将門所縁の神社のひとつになっているそう(※現在、熊野社は、かつて別当を務めていた、第三京浜を越えた場所にある長福寺に再興されているそうです)。
鎮座している場所のすぐ脇には第三京浜が通っていますが、これは「小山」を切り通したもの。多くの「杉山神社」は丘の上や地域を見渡せる小山の中腹にありますが、こちらもその例に漏れず、といった感じ。かつては地域の田畑を見渡せたのだと思います。
決して大きくはなく、社殿も簡素なものなのですが、10世紀創建と云われる熊野社を合祀するほど「威厳のある」神社だったことを十分にイメージできる神社です。
最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「新羽」駅。
大鳥居。社殿とともに、東を向いています。
こちらは北側の道路に面した場所にある鳥居。
境内に掲げられた御由緒。
境内社。