小倉杉山大神
2020.10.23[ 神社 ]
飛鳥時代にはすでに鎮座していたと伝わる古社
小倉杉山大神
飛鳥時代にはすでに鎮座していたと伝わる「小倉杉山大神」。
江戸時代には小倉村の総鎮守として祀られていたと伝わっています。
境内に掲げられている「由緒沿革」には、以下のように記されています。
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当社の鎮座は古く、飛鳥時代、大化の改新によって国郡制度を敷いた頃より祀られており、近年まで境内地にあった神木樹齢一千年余の二株の古松が、その歴史を物語っている。当時、小倉村は、皇室直轄領として栄え、杉山大神は、その村落の守護神として農業生活の中枢をなして来た。
戦国時代に至り、北條氏家臣で小机城主であった笠原氏の崇敬を受け、しばしばその代参を迎えた。
江戸時代には、小倉村は、旗本松下氏の領地となり、毎年米三俵の寄進を受けて神社は維持された。領主松下氏は、乗馬して参詣したと伝えられ、近年まで鳥居前に下馬札が立てられていた。
新編武蔵風土記には、「杉山社 村の東北端にあり本社は覆屋あり、前に石の鳥居あり、本地不動、長さ三尺許りの立像なり 村の総鎮守なり 無量院持」とある。
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御祭神は、五十猛命、天照大神。
最寄駅は、JR横須賀線「新川崎」駅。徒歩10分ちょっと。
神社外観。小さな太鼓橋もあります。
細長い境内。
境内の御由緒板。
拝殿。