野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)

2023.06.05[ 神社 ]

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)

鎌倉時代創建・野島町の総鎮守 野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)

鎌倉時代創建・野島町の総鎮守「野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)」。

1227年(安貞元年)に、長島維忠の発願により創建されたと云います。江戸時代には紀州徳川家の祖・徳川頼宣の別邸が野島にあったことから尊信を受けたとも伝わっています。明治期には村社となり、現在では野島町の総鎮守としてお祀りされています。

『野島稲荷神社由来』と書かれた御由緒板の『由緒沿革』には、以下のように記されています。

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金沢八景の一つ野島の夕照で知られる野島山南側山裾に鎮座する稲荷神社(正一位稲荷大明神)は豊川稲荷、笠間稲荷、伏見稲荷、の日本三大稲荷の中の京都伏見稲荷の系統です。
この神社は野島町の総鎮守で倉稲魂命をおまつりしています。
野島神社は安貞元年一二二七年今から約七百七十年の昔、鎌倉時代に阿波守長島維忠の発願により、その子修理佐頼勝が造立したものと伝えられています。
また、土地の古老によれば万治年間(一六五八~一六六〇年)野島浦の南端に紀州大納言徳川頼宣公の別邸があり、これを塩風呂御殿と称したということです。
稲荷神社はちょうど塩風呂御殿の東北の方向にあり、そのため鬼門の守り神として頼宣公の厚い尊信を受け社殿造営にも力を尽したということです。

平成十四年五月吉日
氏子総代

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主祭神は、倉稲魂命。合祀神として、天照皇大神・菅原道真公・市杵島姫命・誉田別命・須佐之男命。

現在は冨塚八幡宮の兼務社となっているようです。

野島は、かつては砂州によって金沢側と陸続きだった場所ですが、現在は水路建造によって人工的に切り離されてその名の通りの「島」になった場所。また『金沢八景』と謳われたひとつ「野島夕照」(のじまのせきしょう)の舞台でもあります。今回は昼間(午前中)の訪問でしたが、夕暮れ時にもぜひ立ち寄ってみたいです。

最寄駅は、横浜シーサイドライン「野島公園」駅。徒歩約10分ほど。私は京浜急行本線「金沢八景」駅から向かいましたが、徒歩約25分ほどでした。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

正面の鳥居。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

鳥居からの眺め。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

拝殿へ続く石段には、多くのお狐様が。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

拝殿。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

境内には、船玉社をはじめ多くの境内社があります。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

拝殿脇からの眺め。

野島稲荷神社(横浜市金沢区野島町)写真

御由緒板。

MAP

神奈川県横浜市金沢区野島町23−1

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