松島神社(中央区)
2017.08.11[ 神社 ]
人形町のおとりさま・現在は日本橋七福神のひとつ
松島神社(中央区)
その昔、まだこの周辺が入り海だった頃に、下総国からここにあった小島に移り住んだ柴田家が、邸内に諸神を勧請し創建されたと伝わる「松島神社」。創建時期は鎌倉時代の元亨年間以前と云われています。
天正13年(1585年)に住民の要請に応える形で公開・一般の参拝が許可され、松島稲荷大明神と呼ばれるようになりました。
明治期に松島稲荷神社として村社に列格、大正期に松島神社と改称されました。
御祭神は、稲荷大神、伊邪那岐大神、日前大神(天照大神)、北野大神、手置帆負神、彦狭知神、淡島大神、八幡大神、猿田彦神、琴平大神、天日鷲神、大宮能売神、大国主神。合計十四柱。江戸時代中期のこの一帯の整備に伴い、全国から集まった人々が郷里の神を合祀したことから、このようになったようです。
天日鷲神が祀られていることからかつては「酉の市」で大いに賑わい、「人形町のおとりさま」とも呼ばれていました。
現在は日本橋七福神のひとつとして、「大黒さま」(大国主神)も祀っています。
最寄駅は東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅。徒歩3分ほど。