成宗須賀神社(杉並区成田東)
2024.11.25[ 神社 ]
平安時代創建・旧成宗村の村社だった「成宗須賀神社(杉並区成田東)」。
平安時代の941年(天慶4年)に創建されたと伝わっていますが、安政年間(江戸時代後期)に別当だった宝昌寺が火災に遭い、記録は焼失してしまったため定かではありません。江戸時代までは牛頭天王社と称していましたが、明治期に須賀神社と改称、成宗村の村社となっていました。
杉並区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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この神社は旧成宗村本村の鎮守で、祭神は素戔鳴命です。
当社の由緒については、寛永期(1624年~1643年)に社殿を造営したとも、あるいは天慶4(941)年に創建され、慶長4(1599)年に再建されたとも伝えられていますが、安政年間(1854~1859)に記録を焼失したため明らかではありません。
江戸時代の当社は牛頭天王社と呼ばれていました。これは仏教では素戔鳴命が牛頭天王の垂迹であるという神仏混淆の考えによるものです。「新編武蔵風土記稿」は、江戸時代の当社について「除地七畝村ノ北ノ方字本村ニアリ社ハ二間半ニ(中略)社ヲ隔ルコト二〇間ハカリニ鳥居ヲタツ 例祭定レル日ナシ 農間ヲ以テ聊神酒ヲ供ス」と記しています。
明治維新後、当社は成宗村の村社として人々の信仰を集め、昭和33(1958)年には社殿を新築、同時に旧拝殿を神楽殿に改築するなど、現在の景観を整えました。また境内末社としては、御嶽神社と稲荷神社があります。
令和6年3月 杉並区教育委員会
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御祭神は、素戔嗚尊。
最寄駅は、東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷」駅。徒歩約5分ほどでしょうか。
正面の鳥居と社標。
杉並区教育委員会による案内板。
境内の様子。
境内の狛犬。
拝殿。
境内社。
境内社。
水琴窟もありました。
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東京都杉並区成田東5丁目29−3