長尾台御霊神社(横浜市栄区長尾台町)

2023.11.06[ 神社 ]

長尾台御霊神社(横浜市栄区長尾台町)

長尾氏発祥の地に建つ御霊社 長尾台御霊神社(横浜市栄区長尾台町)

長尾氏発祥の地に建つ「長尾台御霊神社(横浜市栄区長尾台町)」。

平安時代後期、鎌倉権五郎景政の玄孫であった鎌倉景弘が長尾村に入り「長尾次郎」と称し、長尾氏の歴史が始まります。そしてその地に、2代目当主・長尾定景が村岡の御霊神社から御分霊を勧請し創建したのがこちらの神社だと伝わっています。なおこの地は長尾氏の居館跡とも伝わっています。

拝殿に掲げられている『由緒』には、以下のように記されています。

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鎌倉権五郎の景政の玄孫景弘始めて長尾の地に住し長尾次郎と稱す是長尾氏の祖なり
景弘の長子新五為景己が祖先を奉斎せる村岡村宮前御霊宮の分霊を勧請し当神社を創立せり後柏原天皇の御代永正の頃社領二段を有せり
明治六年十二月村社に列せる
明治二十二年八月十二日同所無格社十二天社(祭神大國主命)を合併す
大正十二年の震災に社殿大破
昭和二年二月二十五日本殿及拝殿を新築せり
昭和六十年九月七日本殿及拝殿を改築す

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長尾景弘の子は、兄が新五郎為宗、弟が定景のようで、『新五為景』はなんか色々混ざってしまっているような。。ちなみに長尾家の2代目当主は弟の長尾定景。この定景が長尾台御霊神社を創建した、というのが定説のようです。長尾氏は鎌倉時代後期から室町時代にかけて上杉氏の筆頭家臣となり、分家を含めると関東から越後にかけて勢力を拡大しました。そのうちの一人が、後に「上杉謙信」と呼ばれた長尾景虎。

現在の御祭神は、鎌倉権五郎景政・大國主命。

現在は横浜にある大綱金刀比羅神社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、JR各線「大船」駅。

東側・住宅街の中にある参道の入り口。

参道の途中にある鳥居。

高台にある境内。拝殿は一段高いところに。

拝殿。

拝殿の御由緒書。

拝殿前の狛犬。

境内社。

MAP

神奈川県横浜市栄区長尾台町372

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