宮益御嶽神社

2016.11.01[ 神社 ]

宮益御嶽神社

日本狼の狛犬が門番としてお出迎え・渋谷区唯一の酉の市が行われる神社 宮益御嶽神社

渋谷区唯一の酉の市が行われる「宮益御嶽神社」。

室町時代後期に創建されたと言われています。金峯神社の分祭社、つまり日本古来の山岳信仰に基づいた修験道の流れを汲んでいる神社です。ここの狛犬は日本狼。その名称(御嶽神社)からも、武蔵御嶽神社との関連もあるように思いますが、特に触れられてはいません。

ちなみに現在の御祭神は日本武尊。

かつて「渋谷新町」と呼ばれていたこの一帯は、江戸中期から「宮益町」と呼ばるようになりましたが、これはこの神社にあやかったもの。それまで「富士見坂」と呼ばれていた坂も「宮益坂」に。この坂からは現在の東急百貨店東横店(当初は東横百貨店)ができるまで、その名が示す通り富士山を望めたそうです。なお、現在渋谷区の仮庁舎があるのは美竹公園ですが、「美竹」は「御嶽」からつけられた旧「美竹町」の名残。

社殿はビルの上で、他の神社にあるような自然はありませんが、階段を上ると宮益坂の喧騒も届きませんし、とても雰囲気のある空間です。

最寄駅は、各線「渋谷」駅。

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