御穂鹿嶋神社
2018.08.06[ 神社 ]
ふたつの神社が21世紀に合祀されてできた神社
御穂鹿嶋神社
ふたつの神社が21世紀にひとつになった「御穂鹿嶋神社」。
もともと「御穂神社」と「鹿嶋神社」という、この地域にあった2つの神社が、地域の再開発等により合祀されて「御穂鹿嶋神社」となったそうです。
「御穂神社」は、南朝の第2代天皇・後村上天皇の時代に、この地に居を構えた老翁(藤原藤房と伝えられています)を、死後に村民が偲び祀ったのが起源と伝わっていますが、これとは別に、駿河国の三保からこの地に移住した人々が、故郷の御穂神社の御分霊を祀ったのが始まりという話も残っているそうです。
「鹿嶋神社」の御由緒はある意味(?)もっと伝説めいています。かつてこの地に、海から神殿が漂着したそう。これを常陸国の人が探しにきて、鹿島神宮に鎮座していた一社が流されたものだということで、この神殿を持ち帰ったそうなのですが、後日また流されてしまい、再びこの地に流れ着いたと云われています。この際に「この地に坐すべし」という御神託があり、結果この地に祀られるようになったと云います。
この両社が2004年に合祀され、「御穂鹿嶋神社」となり、かつて「鹿嶋神社」があった場所に新しい社殿が建立されました。
御祭神は、藤原藤房・武甕槌命。
最寄駅は、JR山手線・京浜東北線「田町」駅。
社標。
手水舎。
狛犬。
社殿の裏側に見えるのは、第二田町ビル。