満足稲荷神社(文京区千駄木)

2025.01.18[ 神社 ]

豊臣秀吉の故事に因む社号を冠したお稲荷さま 満足稲荷神社(文京区千駄木)

江戸時代中期創建・京都伏見稲荷大社の御分霊を勧請し創建されたと伝わる「満足稲荷神社(文京区千駄木)」。

1767年(明和4年)に、地域の住民が伏見稲荷大社の御分霊を勧請し創建したと伝わっています。

文京区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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この稲荷神社は通称“満足屋縮”とか“東山稲荷”と呼ばれている。祭神は稲をつかさどる神、倉稲魂命である。江戸時代、当地は上野寛永寺領内、輪王寺の御薪林で、東山と呼ばれていた。明和4年(1767)正月、御薪林の住民が京都伏見稲荷本宮より、宮司羽倉摂津守信郷から御神体を授かり、当地に勧進鎮座したのがこの社のおこりである。
満足稲荷と呼ばれたのは、豊臣秀吉が文禄年間(1592~1596)、伏見桃山城に守護神として、伏見稲荷を鎮座してから幸運に恵まれ、“満足、満足”と呼称した故事による。
たび重なる戦災、自然災害で、社殿の破損が進んだため、町内の崇敬者により、昭和27年(1952)今日のような社殿が造営復興された。神社には、高村光雲作の神輿や江戸期の絵馬などが保存され、境内も江戸の面影を今日に伝えている。

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現在は駒込天祖神社の兼務社となっているようです。

御祭神は、倉稲魂命。

最寄駅は、東京メトロ千代田線「千駄木駅」駅。徒歩約5分ちょっと。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

表通りから少し入った住宅街の中に鎮座しています。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

社標。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

1918年(大正7年)に奉納された鳥居。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

鳥居脇の案内板。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

鳥居の先の眺め。公園になっており、奥に社殿が見えます。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

社殿。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

社殿の扁額。

満足稲荷神社(文京区千駄木)写真

社殿前の狛犬。

MAP

東京都文京区千駄木5-2-8

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