栗谷須賀神社(川崎市多摩区栗谷)
2022.04.12[ 神社 ]
栗谷の氏神として祀られてきたと伝わる「栗谷須賀神社(川崎市多摩区栗谷)」。
神奈川県神社庁のサイトにある「御由緒」によると、「慶長の頃」(1596〜1615年)地域の氏神として祀られたのが起源と云います。一方、以下にも取り上げた境内の石碑には「天保十一年(1840年)よりこの地に祭る」とあります。江戸時代には、栗谷地域は上菅生村と五段田村の入会地だったと伝わっています。
境内にある『記念碑』には、以下のように記されています。
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栗谷は五反田川の清流に接する景勝の地であった。然るに近年住宅公団その他による市街化が急速に進むにつれ、栗谷地区の開発と生田駅えの通勤路の必要性を痛感し、昭和四十四年錦ヶ丘宅地造成を計画した。途中幾多の障碍を経て同四十六年、川崎市に宅造許可申請書を提出、同四十七年六月許可、同四十九年二月完成した。また附近住民の要望により此の地に多摩消防署栗谷出張所、錦ヶ丘子供文化センター、錦ヶ丘老人憩の家の設立を見るに至る。昭和四十七年宅造地内の栗谷遺跡の発掘を行い、縄文、平安、両時代の住居址と多数の石器、土器が発掘された。また天保十一年よりこの地に祭る須賀社の老朽社殿の新築を行う。ここに宅造完成、遺跡発掘、社殿新築を記念し碑を建立する
昭和四十九年十月
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現在は登戸稲荷社の兼務社となっているようです。
ネットでこちらの神社を調べてみると、しだれ桜の名所として有名なのだそう。現在はコロナ禍で夜間のライトアップは自粛しているようですが、毎年多くの方が訪れるとのこと。お詣りした時は残念ながら桜はまだ咲いていませんでしたが、おかげで(?)静かにお詣りすることができました。
最寄駅は、小田急小田原線「生田」駅、もしくは「読売ランド」駅。どちらからも徒歩約10分ほど。
細い参道を進んでいきます。
拝殿。
境内社。
改めて、正面からの写真。この枝垂れ桜が満開だったら、と考えると、確かに、きっと素晴らしい光景なのだろうと想像できます。
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神奈川県川崎市多摩区栗谷3丁目18−6