古淵鹿嶋神社(相模原市南区古淵)
2022.02.05[ 神社 ]
新田義貞が戦勝祈願のために創建したと伝わる神社
古淵鹿嶋神社(相模原市南区古淵)
新田義貞が戦勝祈願のために創建したと伝わる「古淵鹿嶋神社(相模原市南区古淵)」。
創建については確かな文書は残っていないようですが、神社公式では『新田義貞が鎌倉への進軍の途中にこの地に立ち寄り戦勝祈願のために鹿嶋明神を祀った』と伝えています。また地元では当時この一帯を治めていた横山党の一派の淵辺義喬(淵辺義博の子)が建立したという言い伝えが残っているそうです。
境内にある「鹿嶋神社再建由来記」と刻まれた石碑には、以下のように記されています。
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上野の国(現群馬県)新田荘の領主であった新田(源)義貞公が鎌倉時代後醍醐天皇より鎌倉幕府、討幕の命を受け鎌倉街道を南下し、この地に立ち寄り鹿嶋の御霊を祀り先勝祈願をしたと伝えられています。以来、地域の氏神様、産土神としてこの古淵の地で信仰を深めてまいりました。
近世においては、天和年間、寛延二年に再建修復した記録がありますが、明治三十四年には不幸にも本殿が焼失し、翌年高座郡大野村の氏神とし再建されました。以来百十有余年の長年の風雪に耐え地域の人々の心の拠り所として崇拝されてきましたが、本殿、鳥居、境内の老朽化が進み平成二十七年四月、氏子九十一名の、総意のもと決し。地域の安泰と後世の繁栄を願い平成二十九年八月竣功いたしました。
平成二十九年十月吉日
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御祭神は、武甕槌命。
現在は上溝にある亀ヶ池八幡宮の兼務社となっているようです。
最寄駅は、JR横浜線「古淵」駅。徒歩約5・6分ほど。
神社外観。
拝殿。
拝殿に掲げられた扁額。
境内社。
古淵〜淵野辺近郊の神社の境内には、鐘楼が多く残っています。
『鹿嶋神社再建由来記』碑。
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MAP
神奈川県相模原市南区古淵1丁目34−23