北谷稲荷神社

室町時代に駿河からこの地に移り住んだ田中賛岐守直高が勧請したのが始まりと伝わる「北谷稲荷神社」。

この「田中賛岐守直高」、つまり「田中直高」さんは「渋谷区史年表」によると「田中氏の祖」とされていますが、その真偽やいかに。

代々木競技場側から見るととても神社とは思えない？近代的な建物。これは1997年に竣工したものだそう。でも神社の歴史は意外と歴史は古いんですね。

立地からすると「水の神」を祀っていてもおかしくはないのですが（おそらく渋谷川へと注ぐ短い支流があったと思われます）、創建の経緯からするとそういったことは関係なさそう。

余談ですが、、明治初期に鉄道（現在の山手線）が開通した際には渋谷〜原宿間は掘削して通されました。そして分断されたこのエリアを往来するために造られたのが「水無橋」。ここはもともと青山方面と代々木村をつなぐ幹線道だったそう。渋谷側はぷっつりと切れますが、青山方面へ伸びる道は「五輪橋」ができた現在もなお健在です。超個人的な思い出ですが、かつてこのそばに住んでいた時にはこの橋を渡って原宿のスポーツジムに通っていました。。