北新羽杉山神社

2018.11.15[ 神社 ]

北新羽杉山神社

三輪明神の御分霊を勧請したのに「杉山大明神」?独自の御由緒を持つ杉山社 北新羽杉山神社

室町時代の1395年(応永2年)に、三輪神道の先駆者・横地監物が、大和国・大神神社より三輪明神の御分霊を勧請し、創建。「泰栄山正一位杉山大明神」と称したのが始まりと伝わっています。

三輪明神を祀ったのに杉山大明神、とはなんとも不思議ですが、この地域ではこれより後の時代にこの地を開墾した人々も、神社を造った際には「杉山神社」としたケースが少なくありません。鶴見川流域を中心とした「杉山信仰」は、とても絶大なものがあったことを伺わせます。

なお、横地監物で検索すると、戦国時代の後北条氏に仕えた横地監物(よこちけんもつ)が出てくるばかりで、詳しいことはわかりませんでした。三輪神道自体は、鎌倉時代には体系化されていたようですから、この地に教えを広めた方、という意味で「先駆者」という表現が用いられているのだと思います。

現在の御祭神は、大己貴命。

最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「新羽」駅。徒歩7・8分ほどでしょうか。

参道。すごい場所に鳥居が建っています。

社標。社名の上には「三輪明神分霊 北新羽総鎮守」と書かれています。

狛犬、ならぬ?ネズミ様。こちらをお詣りした時点では理由がわかりませんでしたが、これは「大国主=大己貴命」という解釈に基づき、大国主神の使いのネズミをこういう形であらわしているようです。

「大国主=大黒様」という流れに基づき(?)祀られている大黒様。

境内社。金比羅・子・白山社、稲荷社が祀られています。

少し離れたところにある稲荷社。

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