七社神社(北区)
2017.11.18[ 神社 ]
七柱の神様を祀る、西ヶ原村の総鎮守
七社神社(北区)
古くからこの地域で崇敬されてきたと伝わる古社「七社神社(北区)」。
元々は、現在の古河庭園内に鎮座していました。
高野山四社明神(丹生都比売神、高野御子神、大食都比売神、市杵嶋比売神)に、お伊勢さま・春日さま・八幡さまを合祀したことから「七社(ななのやしろ)」あるいは「七所明神」と称し、西ヶ原村の鎮守として崇められていましたが、1793年の火災により古文書等が焼失してしまい、創建年代も含め、詳細はわかっていません。
明治期の神仏分離により、もともと一本杉神明宮があった現在地に遷座しました。
現在の御祭神は、伊邪那岐命・伊邪那美命・天児屋根命・伊斯許理度賣命・市寸島比賣命・仲哀天皇・応神天皇。ちょっと強引な数合わせな気が、、「神仏分離」の負の側面ですね。
最寄駅は東京メトロ 南北線「西ヶ原」駅。徒歩2分ほど。またJR京浜東北線「上中里」駅、もしくは「王子」駅からなら、徒歩10分ほどです。
拝殿にかかる扁額。
もともとこの地にあった「一本杉神明宮」。現在は境内末社「天祖神社」として祀られています。
境内前の鳥居。
大通り近くにある大鳥居。この隣(右側)は滝野川警察署。奥に社殿前の鳥居が見えます。
大鳥居の前にある、西ヶ原一里塚。日本橋から数えて二里目の一里塚。この道は日光御成道、あるいは岩槻街道と呼ばれた江戸時代の幹線道のひとつでした。