上目黒氷川神社
2016.11.21[ 神社 ]
武田信玄の家臣だった加藤家が創建・旧武蔵国荏原郡上目黒村の鎮守神
上目黒氷川神社
旧武蔵国荏原郡上目黒村の鎮守神「上目黒氷川神社」。
創建は天正年間(室町後期〜安土桃山時代)。武田信玄の家臣だった加藤家が現在の山梨・上野原より産土神をこの地にむかえいれたと言われています。
この地域を流れる目黒川は、支流も含め古くから水害をもたらしていたそう。そういう意味でも、この地に「氷川神社」(素戔嗚信仰)はぴったりだったのでしょう。
その昔この氏子は疫病知らずと言われ、今では「厄除けの神様」として親しまれています。
現在の御祭神は素戔嗚尊、天照大神、菅原道真。
表参道にあたる石段は、もともとはもっとなだらかだったそうですが、前を走る大山街道(国道246号線)の拡張に伴い傾斜がきつくなったそう。江戸時代の絵図にもこの(改修前の)石段が描かれています。
境内に末社として「浅間神社」がありますが、これはかつて目黒の目切坂にあった「目黒元富士」にあったものを明治期に遷座したもの。石段の横に、新しく作られた「富士浅間登山道」もあります。