稲荷鬼王神社
2017.02.23[ 神社 ]
鬼王権現全国一社福授け・「撫で守り」でも有名な新宿のお稲荷様
稲荷鬼王神社
鬼王権現全国一社福授けの神社「稲荷鬼王神社」。
江戸初期、高田馬場にある諏訪神社の境内に祀られていた稲荷神を旧大久保村の氏神として勧請し、稲荷神社を創建したのが始まり。その後、田中清右衛門という百姓が、旅先での病気平癒への感謝から、紀州熊野より鬼王権現を勧請し、合祀されて1831年に「稲荷鬼王神社」になったと伝えられています。
「鬼王権現」は熊野に現存しないため、鬼王権現全国一社福授けの神社となっています。
鬼王権現に豆腐を献納し、病気が治るまで本人もしくは代理の人が豆腐を断ち、祈りながら「撫で守り」で患部を撫でると必ず治るというご利益があるとされています。
また「鬼王」と名のつく神社であることから、節分の際には鬼を「春の神」として「福は内、鬼は内」と唱えるそう。
御祭神は宇迦之御魂神と鬼王権現(月夜見命・大物主命・天手力男命)。月夜見命は「運勢を司る神様」。東京で祀られているのは珍しいのでは。
境内社として三島神社と浅間神社があります。三島神社は開運恵比寿と呼ばれ、「新宿山ノ手七福神」の一つ。
新宿という場所でビルに挟まれながらも、境内には様々な見所があり、またイベントもよく開催するなど、地域に根ざしている活気のある神社という印象。こういう神社に巡りあえると本当に心安らぎます。
拝殿横の天水琴。ぜひ拝聴してください。
境内社の三島神社。「恵比寿様」として祀られています。