生田神社(川崎市多摩区東三田)

2022.04.10[ 神社 ]

登戸研究所の敷地内に創建された「弥心神社」が起源 生田神社(川崎市多摩区東三田)

※明治大学生田キャンパスに入れなかったため、今回は写真なしで記事のみでの公開とします。ご了承ください。

旧大日本帝国陸軍登戸研究所の敷地内に創建された「弥心神社」が起源の「生田神社(川崎市多摩区東三田)」。

登戸研究所は1939年(昭和14年)、謀略戦用兵器や原子爆弾、生物・化学兵器の研究・開発のために「陸軍科学研究所登戸出張所」として発足。しかし終戦直後に軍より全関係書類の破棄が通達され、ほとんどの資料が処分されたため、詳細な活動内容やその成果は不明と言われています。

「弥心神社」は、研究所での殉職者の慰霊のために、東京・小石川にあった陸軍科学研究所に祀られていた八意思兼命を分祀して1943年(昭和18年)に創建されました。戦後の1950年(昭和25年)に明治大学に払い下げられた際に、御祭神を豊受大神・天照大神に改め、名称も「生田神社」と改称されました。

登戸研究所の跡地は現在「明治大学生田キャンパス」の一部となっています。キャンパス内には「明治大学平和教育登戸研究所資料館」があるそう。

現在、というか私が訪問したタイミングは、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う措置が取られていて見学することができませんでしたが、また近いうちに必ず来たいと思います。

最寄駅は、小田急小田原線「生田」駅。

MAP

神奈川県川崎市多摩区東三田1丁目1

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