池尻稲荷神社(世田谷区池尻)
2021.05.14[ 神社 ]
池尻村・池沢村の産土神として創建された神社
池尻稲荷神社(世田谷区池尻)
池尻村・池沢村の産土神として創建された「池尻稲荷神社(世田谷区池尻)」。
江戸時代初期の明暦年間に、旧池尻村・池沢村の産土神として、お寺(常光院)の片隅に勧請・創建されたのが起源と伝わっています。
境内に掲げられている御由緒には、以下のように記されています。
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池尻稲荷神社は、今から約360年前の明暦年間(江戸時代の初期)に旧池尻村・池沢村の両村の産土神として創建鎮座になったもので、それより村の共同生活と信仰の中心として現在に至りました。
俗信仰としては、古くから「火伏せの稲荷」、「子育ての稲荷」として霊験あらたかと伝えられております。
当時は、大山街道(現在の旧道)のほとり常光院の片隅に勧請されたもので、村民の信仰は勿論のこと、当時矢倉沢往還(現在のニ子玉川方面道路)と津久井往来(現在の上町方面道路)の二つの街道からの人々が角屋・田中屋・信楽屋の三軒の茶屋(三軒茶屋の起源)で休憩して江戸入りする道筋にあり、また江戸から大山詣での人々が大坂(現在の旧山手通りと大橋の間の坂道)を下った道筋で道中の無事を願い、感謝する人々の信仰が篤かったと伝えられています。
現在も遠方の崇敬者が多いのは当時からの御神徳のあらわれであります。
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御祭神は、倉稲魂神。
最寄駅は、東急田園都市線 「池尻大橋駅」駅。徒歩約5・6分ほど。
旧大山街道側にある鳥居。こちらがいわゆる「正面」。
拝殿。
境内社。
境内社。
拝殿前のお狐様。
こちらは、国道246号沿いの鳥居。大きさだけで言えば、こちらの方が立派ではあります。
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東京都世田谷区池尻2丁目34−15