飯守神社(町田市真光寺町)

2022.05.24[ 神社 ]

飯守神社(町田市真光寺町)

大國魂神社の献饌之儀に御饌を奉納していたと伝わる社 飯守神社(町田市真光寺町)

六所宮の献饌之儀に御饌を奉納していたと伝わる集落に祀られている「飯守神社(町田市真光寺町)」。

江戸時代前期の1650年(慶安3年)に、時の領主飯田重家らによって創建されたと伝わっています。武蔵国総社六所宮(現在の大國魂神社)の例大祭(くらやみ祭)に、御饌を奉納していたことから、「飯盛(いいもり)」(飯盛明神/飯森明神)と名付けられたと云います。明治期に現在の「飯守神社」に改称されました。

拝殿に掲げられている「由緒」には、以下のように記されています。

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慶安三年(一、六五〇)三月領主飯田次郎右衛門重家、観泉寺悩山門龍等によって遷宮され飯盛明神と称した。又鳥居下から古墳時代前期の祭祀用土器が出土し当地が昔からの神域であった事が窺われます。
文化七年(一、八一〇)遷座の後、新編武蔵風土記は「本社に覆屋あり」と述べております。
以前から当社は、武蔵の総社「六所宮」(現大国魂神社)と関わり深く、総社例大祭時の献饌之儀に御食を司って居たことから社名「いいもり」が起こったと伝えられます。
明治四年飯守神社と改められ、大正二年境内末社が合祀され(境内東地区に跡地が残ります)昭和二十九年宗教法人となりました。

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御祭神は、興津彦命・保食神。また合祀された神社として、神武天皇(社)・神明社・諏訪神社・金毘羅大権現・秋葉大権現・道了大権現・八雲神社・八坂神社・日吉神社・東照宮の名が記されています。

最寄駅は、小田急多摩線「黒川」駅。私は鶴川街道を歩いて向かったのですが、約30分ほどかかりました。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

神社入口。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

木製の両部鳥居。扁額も木製です。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

高くなっている場所に社殿があります。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

拝殿と本殿。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

神社脇の林。この先に境内社がお祀りされているのですが、なんとなく、この先の方が地域の方に大切にお祀りされているものがあるように思えるのは、気のせいでしょうか?

飯守神社(町田市真光寺町)写真

境内社の武蔵御嶽神社。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

境内の、かなり奥にお祀りされている豊川稲荷社。境内の「縁起」には記載がありません。

飯守神社(町田市真光寺町)写真

MAP

東京都町田市真光寺町189

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