平尾杉山神社(稲城市平尾)
2022.04.30[ 神社 ]
鶴見川流域の最も上流である場所に鎮座している杉山社
平尾杉山神社(稲城市平尾)
鶴見川流域の最も上流である場所に鎮座している杉山社「平尾杉山神社(稲城市平尾)」。
創建年代は不明ですが、社殿を再建したと伝わる時期に造られた御神体の神鏡に「延徳四年」(1492年)の銘があったことから、それ以前からこの地に祀られていたものと思われます。この神鏡には不動明王の像が模られていたそうです。江戸時代には平尾村の鎮守として祀られていました。
稲城市による案内板には、以下のように記されています。
==========
鶴見川流域に72社ある杉山神社のうちの1社であり、最も上流地域にあたると思われる神社である。
御神体は延徳4年(1492年)の懸仏であったが、江戸時代末に失われ、現在は日本武尊と弟橘姫の木像が安置されている。本殿及び拝殿は、大正14年に再建されたものである。
9月に例大祭が行われる。
==========
江戸時代後期には、府中にある大國魂神社の「くらやみ祭」(大國魂神社の例大祭)に、その六ノ宮杉山神社として参加していたそうです。創建年代が不明なのでなんとも言えませんが、鶴見川流域固有の杉山神社信仰の「最果ての地」(あるいは最初の地?)にあたるのかもしれません。
現在の御祭神は、日本武尊・弟橘姫命・須佐之男命・猿田彦命。
最寄駅は、小田急多摩線「栗平」駅。徒歩約12分ほど。
正面の鳥居と社標。
石段の途中に、ニノ鳥居があります。拝殿は丘の上。
拝殿。
MAP
東京都稲城市平尾4丁目45−6