日野春日神社(横浜市港南区日野中央)
2022.10.11[ 神社 ]
平安時代創建・日野郷四ヶ村の総鎮守として祀られていた「日野春日神社(横浜市港南区日野中央)」。
1099年(康和元年)、仁和寺の僧・尋清がこの地に祠を建立し「穂井の神社」と称したのが起源と伝わっています。この際に、当時武蔵国の国司を務めていた藤原成実が神像を与え、この像を祠に安置したそう。江戸時代には日野郷四ヶ村の総鎮守として祀られていました。
社団法人横浜国際観光協会による案内板には、御由緒について以下のように記されています。
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旧別当職徳恩寺所蔵の「元禄6年(1693)の記録」によると、康和元年(1099)9月、京都仁和寺の尋清僧都が、この地に錫を止め、神祠を建立して神像を奉安し、穂井の神社と称して、自らは別当となって傍に堂宇を建立しました。穂井の神社は、現在の春日神社の前身であり、尋清僧都が住した堂宇が徳恩寺の前身の真如院でした。
春日神社は、宮ヶ谷・宮下・金井・吉原の日野郷四ヶ村の総鎮守であったといいます。
時には類焼を受け、また雷火によるなど社殿の荒廃を見るに至りましたが、嘉栄7年(1854)に、時の領主久世大和守源広志の助を得て、名主高梨林右衛門政栄が発起人となり、社殿の造営を起し、安政2年(1855)7月竣工を遂げたのが、現在の社殿です。社殿は数々の彫刻で飾られ、欄間には十二支や花鳥が描かれています。
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明治期には村社に列し、村内の無格社22社を合祀。その後神饌幣帛料供進社に指定されました。
御祭神は、天児屋根命。
最寄駅は、JR根岸線「港南台」駅。徒歩だと約20分ほどでしょうか。。
神社外観。崖の手前には、小川(日野川の支流)が流れています。
正面の鳥居。
鳥居下からの眺め。
拝殿。
拝殿前の狛犬。
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神奈川県横浜市港南区日野中央2丁目9−3