白山神社(文京区)
2017.06.09[ 神社 ]
10世紀創建・白山比咩神社を勧請し創建された元准勅祭社のひとつ
白山神社(文京区)
948年に加賀国一ノ宮である白山比咩神社を勧請し創建された「白山神社(文京区)」。創建当初は本郷にありましたが、その後2度の遷座を経て現在地には1655年に鎮座しました。江戸時代には「白山権現社」と呼ばれていたそう。小石川の鎮守神として、徳川将軍家や江戸庶民に慕われてきました。
御祭神は菊理姫命、伊弉諾命、伊弉冊命。
明治期に現在の「白山神社」に改称。元准勅祭社のひとつに指定されました。
現在は毎年6月中旬に「文京あじさいまつり」が開かれるそう。
最寄駅は都営地下鉄三田線「白山」駅。
神社の一帯は起伏に富んだ地形で、かつては「鶏声ヶ窪」と呼ばれていた場所。今回は周囲をゆっくりまわることができませんでしたが、「地形好き」にとってはとても楽しめそうというか、興味をそそられるエリアでした。
境内社の「関東松尾神社」。「酒の神」として知られる京都の「松尾大社」を勧請し江戸時代に創建されました。現在の社殿は昭和28年に酒類関係業者によって改修されたそう。
境内社の「八幡神社」。白山神社がこの地に遷座する前からこの地の地主神として祀られていたそう。源頼義・源義家の逸話も残っている、源氏ゆかりの八幡さまです。