福徳神社
2017.10.03[ 神社 ]
将軍様に「芽吹神社」の別名を与えられた、9世紀創建のお稲荷さま
福徳神社
9世紀の創建と云われるお稲荷さま「福徳神社」。
清和天皇の御代・貞観年間(859年〜876年)には福徳村(当時のこの辺りの名称)に鎮座したと伝わっています。
徳川二代将軍秀忠は1614年にこの神社を参詣し、「福徳とはまことにめでたい神号である」と賞賛したとか。この時に、鳥居に春の若芽が萌え出でているのを見て「芽吹神社」との別名を与えたという逸話が残っています。でも福徳がめでたい神号なのなら、わざわざ別名をつけなくても良い気が。。
関東大震災後の区画整理により遷座し、戦後も場所柄ゆえ?遷座を繰り返しましたが、現在地には2014年に鎮座しました。都心の一等地ならではのエピソードですね。
御祭神は、倉稲魂命。相殿に、天穂日命・大己貴命・少名彦命・事代主命・三穂津媛命。さらに江戸時代前後に太田道灌・弁財天・徳川家康を合祀したと伝わっています。
最寄駅は東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅。「COREDO室町2」の隣です。