深川神明宮(江東区森下)

2025.01.02[ 神社 ]

伊勢神宮の御分霊をお祀りしたのが起源 深川神明宮(江東区森下)

深川村発祥の地にお祀りされている「深川神明宮(江東区森下)」。

慶長年間(1596〜1614)に摂津からこの地にやってきて開拓した深川八郎右衛門が伊勢神宮の御分霊をお祀りしたのが起源と伝わっています。開拓当時名もなかったこの地は、この深川八郎右衛門の姓をとって徳川家康により「深川」と名付けられたと云います。

境内にある石碑『由来記』には、以下のように記されています。

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今カラ凡ソ四百余年ノ普深川ノ地ハ、葦ノ茂ル三角州デ住ム人モ無カッタ ソノ頃深川八郎右衛門ト云ウ人ガー族ヲ引連レコノ一帯ヲ開拓シタ ハ郎右衛門ハ敬神ノ念篤ク、宗敬スル伊勢皇大神宮ノ御分霊ヲ奉齋シテ 開拓民ノ福祉ト当地ノ発展ヲ祈願シタノガ深川神明宮ノ初メデアル ヤガテ徳川家康公ガ江戸ニ入府 慶長元年当地ヲ巡視し八郎右衛門ヲ召シテ地名ヲ尋ネタ 未タ住ム人モ少ナク地名モ無キ由答エルト、家康公ハ八郎右衛門ノ姓「深川」ラ以テ地名トセヨト命ジタ 深川ノ地名ノ起コリハ、神明宮ノ鎮座スル実ニ比ノ地ナノデアル
爾来深川ノ地ハ江戸ノ繁栄ト共ニ発展シ、当宮モ「深川総鎮守神明宮」ト称エラレ、多クノ崇敬ヲ集メルコトトナッタ ソノ間ニハ震災戦火ノ大キナ災禍ガアッタガ氏子万民ノ赤誠ヲ以テ昭和四十三年ニ御社殿御造営モ成リ、衆庶ノ紫敬益々旺ンデアル
今般、郷土和楽万民繁栄ヲ祈念シテ御鎮座四百年祭ヲ齋行スルニ当タリ、今日ノ繁栄ノ礎ヲ築イタ郷土ノ先人ニ感謝シ、当宮ノ由緒ヲ茲ニ記ス

平成九年八月吉日

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御祭神は、天照大御神。また現在は「深川七福神」のひとつとして、寿老人を祀っています。

最寄駅は、都営地下鉄新宿線・大江戸線「森下」駅。

深川神明宮(江東区森下)写真

南側にある入口の大鳥居。

深川神明宮(江東区森下)写真

鳥居の横に設置されている『由来記』。

深川神明宮(江東区森下)写真

参道を進むと、左手奥に拝殿が見えてきます。ちなみに敷地内には幼稚園があります。

深川神明宮(江東区森下)写真

拝殿前の〆縄鳥居。

深川神明宮(江東区森下)写真

拝殿。

深川神明宮(江東区森下)写真

境内社の稲荷社。

深川神明宮(江東区森下)写真

寿老人を祀る、境内社の寿老神社。

MAP

東京都江東区森下1丁目3−17

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