布多天神社(調布市調布ケ丘)

2024.04.06[ 神社 ]

布多天神社(調布市調布ケ丘)

延喜式内社・布田五宿の総鎮守 布多天神社(調布市調布ケ丘)

延喜式内社・布田五宿の総鎮守「布多天神社(調布市調布ケ丘)」。

創建年代は不明ですが、第十一代・垂仁天皇の御代の創建と伝えられています。『延喜式神名帳』にも記載されている古社です。もともと現在の古天神公園辺りにお祀りされていましたが、多摩川の洪水被害に遭い、室町時代(戦国時代)の1477年(文明9年)に現在地に遷座しました。

江戸時代には甲州街道・布田五宿の総鎮守となり、「五宿天神」とも呼ばれていました。

御由緒板の『由緒』には、以下のように記されています。

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当神社は延喜式(第六十代醍醐天皇の延長五(九二七)年に制定された法典)第九巻に名を列ねる多摩郡でも有数の古社である。もと多摩川畔の古天神というところにあったが、文明(一四六九〜八七)年間多摩川の洪水を避けて、現在地に遷座された。其の折、祭神少名毘古那神に菅原道真命を配祀したと伝えている。
社伝によれば住古、広福長者という人が当社に七日七夜参籠して神のお告げをうけ、布を多摩川にさらし調えて、朝廷に献上した。これが本朝における木綿の初めとされる 帝この布に調布(テツクリ)と名づけられ以来この辺りを調布の里とよぶようになったという。
本殿は宝永三(一七〇六)年、覆殿は昭和四十年、幣殿拝殿向拝は昭和六十年の造営にかかる(社殿約七十二坪)。
毎月二十五日の例祭日に奉納神楽があり境内には市がたち参拝者で賑わう。末社に金毘羅神社、稲荷神社、御嶽神社、被戸神社、疱蒼神社、大鳥神社、厳島神社がある。

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上記の通り現在の御祭神は、少名毘古那神・菅原道真命。

こちらの神社は、水木しげる作「ゲゲゲの鬼太郎」において、神社の社殿裏の森に鬼太郎が住んでいるという設定になっています。

最寄駅は、京王電鉄各線「調布」駅。徒歩約5分ほど。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

甲州街道から神社へと続く参道。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

神社入口にある鳥居と社標。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

御由緒板。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

境内はとても広いです。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

橋を越えて拝殿へ向かいます。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

拝殿。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

境内社。こちらは金毘羅神社と大鳥神社の合祀殿。境内には他にも多くの境内社があります。

布多天神社(調布市調布ケ丘)写真

天神社お約束の?撫で牛像。

MAP

東京都調布市調布ケ丘1丁目8−1

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