日ノ出神社(足立区日ノ出町)
2025.07.25[ 神社 ]
弥五郎新田にお祀りされていた稲荷社が起源
日ノ出神社(足立区日ノ出町)
弥五郎新田にお祀りされていた稲荷社が起源の「日ノ出神社(足立区日ノ出町)」。
創建年代は定かではありませんが、古くから弥五郎新田にお祀りされていた稲荷社が起源です。しかし荒川放水路の建設に伴い社地が川筋に当たっていたため、現在の西之宮稲荷神社に合祀、現在地にはその分社が造られました。
戦後の1953年(昭和28年)、社殿改修の際に西之宮稲荷神社から独立し、現在の日ノ出神社となりました。
境内に掲げられている『日ノ出神社の由来』には、以下のように記されています。
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当社は稲荷大明神なる五穀をつかさどる倉稲魂神(素盞雄尊の御子)をお祠りしてあります。
昔からこの辺一帯を弥五郎新田と称されていたが、明治四十四年、荒川放水路の開設工事が起工されるに当り、その計画線内に在って、河底に水没する筈の稲荷神社を、時の弥五郎新田副戸長、大塚孫左氏が、村民の総意によって五反野の稲荷神社(現在足立区足立三丁目)に合祀し、後にこの分れの神社として現在の場所(日ノ出町)へ祠られたものであります。
戦前迄は五反野稲荷の支社として祭事が行なわれて来たが、戦後は時の流れから神事など一時すたれていたものを、昭和二十八年に至り、総代新井竜祐氏等が相はかり、氏子一同の寄付金によって社殿の改修を行い、神興も新調され、祭礼が行なわれました。
これを機に、五反野の親宮から分離独立致し、爾来元宮としての日ノ出神社と称する事になった次第であります。
平成十五年三月
日ノ出町自治会
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御祭神は、倉稲魂神。
現在も西之宮稲荷神社の兼務社となっています。
最寄駅は、各線「北千住」駅。
神社外観。
鳥居の正面から。
社殿。
御由緒板。
MAP
東京都足立区日ノ出町37−9