田安門

2017.01.27[ 史跡・公園等 ]

田安門

現在は北の丸公園の入口・「枡形門」が綺麗に残る江戸城の歴史遺産のひとつ 田安門

太田道灌が江戸城を築いた時からあったと伝わる「田安門」。現在の門は、1636年に建てられたものと云われています。江戸城見附はその多くが「枡形門」だったと言われていますが、ここは綺麗にその「枡形門」(高麗門と渡櫓門)が残っています。

名前の由来は「田安大明神」があったことから。田安大明神とは現在の築土神社のことです。

「北の丸」と云われた門内は千姫や春日局、英勝院の屋敷もあり、大奥に仕えた女性の隠遁所となっていたそう。

現在は北の丸公園の北側の入口として、誰でも通行可能な歴史遺産(重要文化財)のひとつ。

田安門の内側には日本武道館、外には築土神社や靖国神社。北の丸公園そのものや千鳥ヶ淵の桜も含め、今や東京の観光スポットのシンボル的存在でもあります。もし江戸城の天守閣が残っていたら、ここからの景色は壮観だったのでしょうね。とはいえ、個人的には「天守閣を再建しない」という当時の英断の方が景観よりはるかに素晴らしいと思います。

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