老馬鍛冶山不動堂（横浜市都筑区中川）

集落の守り本尊として現在まで信仰されている「老馬鍛冶山不動堂（横浜市都筑区中川）」。旧大山街道沿いにあります。

お堂へと続く石段の脇には「霊泉の滝」と呼ばれる滝があり、病気の治癒に霊験があるとされ、古くから信仰を集めていたようで、現在は「横浜の名水7選」にも選ばれています。こちらの滝に因み、不動堂は「滝不動尊」とも呼ばれていたそう。

横浜市による『都筑区北部水と緑の散策マップ（Bコース）』（PDF）には、老馬鍛冶山不動堂と霊泉の滝について以下のように記されています。

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老馬鍛冶山不動堂
今から300年あまり以前に大久保家の守り本尊として建てられた。本堂には大日聖不動明王ほか二尊が祀られている。後に大久保家より老馬鍛冶山集落に寄贈された。

霊泉の滝
老馬鍛冶山不動尊の崖下に通称「お滝さん」と呼ばれている滝壺がある。日照りが続いた天明大飢饉の時（1783〜1788）、滝の水で近隣の多くの人達が助かったと伝えられている。

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最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「中川」駅。徒歩15分ほど。

旧大山街道からの眺め。中央に見える石段は不動堂への石段。その奥に霊泉の滝があります。

不動堂への石段を正面から。結構急です。

不動堂の本堂。

境内社の稲荷社。

こちらが「霊泉の滝」。現在は滝というより崖から滲み出したわずかな湧き水、といった風情ですが、一帯が宅地用地として造成される前までは、水量も豊富だったのでは、と思われます。滝の脇にある案内板には、以下のように記されています。

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滝不動尊は、誠に霊験あらたかです。
此の地域に雨の降らない時雨乞いすると必ず降りました。昔から喘息・百日咳・風ひきなどお水を戴きながらお願いすると必ず治癒しました。
滝壺等汚さないで下さい。

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