大久保原縄文遺跡(横浜市瀬谷区阿久和南)
2023.09.14[ 史跡・公園等 ]
縄文時代中・後期の住居跡や土器が発掘された場所
大久保原縄文遺跡(横浜市瀬谷区阿久和南)
縄文時代の住居跡や土器が発掘された「大久保原縄文遺跡(横浜市瀬谷区阿久和南)」。
阿久和川と和泉川の間にある台地や阿久和川上流域には、縄文時代の住居跡や土器が多く見つかっているエリアなのだそう。こちらはそのひとつ。
瀬谷区役所による案内板『大久保原縄文遺跡』には、以下のように記されています。
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この台地は昔から土器類の破片が発見されており、昭和初期にも土器の壺が見つかり、縄文時代後期(約4,500年前)のものであることが判りました。昭和52年(1977年)3月から「瀬谷区の歴史を知る会」会員ならびに有志によって、ここから西約300㎡の発掘調査が開始され、延700人の手によって縄文時代中・後期の勝坂・阿玉台・加曽利E・堀之内・加曽利B式と呼ばれる土器が出土され、後期住居跡5基が確認されました。この中の1号住居跡は8m×5mの隅丸長方形のもので、40個程の配石と埋設炉や注口土器が発掘されました。
この遺跡は文化庁に登録され、「大久保原縄文遺跡」と命名されました。
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「遺跡」とはいうものの、、少し前に発掘調査が行われた場所ではあるのですが、現在は埋められた上に畑や住宅があり、それらしいものは案内板のみ、です。
最寄駅は、相模鉄道いずみ野線「弥生台」駅、もしくは「緑園都市」駅。
瀬谷区役所による案内板。
案内板に掲載されている、発掘作業当時の写真。
現在は畑が広がるのみ、です。。
MAP
神奈川県横浜市瀬谷区阿久和南3丁目