明治憲法草創之處碑(横浜市金沢区洲崎町)
2022.11.27[ 史跡・公園等 ]
明治憲法の草案作りが始まった地・金沢に建てられた「明治憲法草創之處碑」。
1889年(明治22年)に公布され、翌年から施行された「大日本帝国憲法」(通称・明治憲法)。その草案が金沢にあった料亭「東屋」で進められたことを記念し、当初は東屋の庭内に石碑が設置されました。その後東屋が廃業することになり、現在地に移されたそうです。
石碑の前の案内碑には、以下のように記されています。
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この碑は明治20年(1887)伊藤博文伊東巳代治金子堅太郎らが料亭東屋において明治憲法制定のため草案を起草したのを記念し昭和10年(1935)金子堅太郎書で建立されたものである
料亭東屋跡は金沢八景駅寄り約100米
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実はここより金沢八景駅に近い場所にも『明治憲法起草の地』という案内板があります。この案内板のある場所が、かつて料亭「東屋」があった場所のようです。
横浜国際観光協会による案内板には、以下のように記されています。
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明治憲法起草の地
この地は、料亭東屋の跡で、明治20年(1887)伊藤博文、伊東巳代治、金子堅太郎、井上毅らが明治憲法制定のため草案を起草したところです。
明治20年6月から、東屋に集まり草案の構想を練っていました。金子、伊東は東屋に泊り、伊藤は夏島の別荘から、井上は野島旅館から通いました。8月6日夜、東屋の伊東の室に盗賊が入り機密書類の入っていた行李が盗まれましたが、翌日書類は無事発見されました。その後、伊東・金子両名は夏島の伊藤の別荘に移り、草案が完成されましたが、東屋が起草の地であるとして、昭和10年(1935)「憲法草創之処」という記念碑が金子堅太郎書で東屋裏庭内に建てられましたが、東屋廃業後、現在ここより40m東に移され設置されています。
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最寄駅は、京浜急行本線「金沢八景」駅。徒歩約5・6分ほど。
こちらが料亭「東屋」があったとされる場所に建つ記念碑。
MAP
神奈川県横浜市金沢区洲崎町7−4