マーチエキュート神田万世橋(旧筋違御門跡地)

2017.11.10[ 史跡・公園等 ]

かつて江戸城筋違御門・万世橋駅があった場所にできた秋葉原の新スポット マーチエキュート神田万世橋(旧筋違御門跡地)

かつて国鉄中央線の「万世橋」駅・そして交通博物館があった場所にできた商業施設「マーチエキュート神田万世橋」。2013年に開業。このブログで先日ご紹介した「むぎとオリーブ マーチエキュート神田万世橋店」があるのはこちらです。

1912年にできた赤レンガ造りの「万世橋高架橋」と駅の遺構をそのまま活かして作られました。

駅開業当時の階段を登った先には、かつてのプラットホーム付近に中央線の線路を見渡せるデッキ(とレストラン)があります。

この場所はかつての江戸城三十六見附のひとつ「筋違(すじかい)御門」があった場所です。現在の昌平橋と万世橋のちょうど中間あたりにあったそうです。

筋違御門は、1636年に加賀藩の三代目藩主・前田利常が築いた見附。下谷御成道(上野寛永寺などに参拝する道)と中山道がこの門で交差することことから「筋違御門」と名付けられたそうです。

明治初期の1872年に筋違御門は取り壊され、翌年に筋違橋のあった場所に造られたのが「万世橋」。当時の東京府知事大久保忠寛が「よろずよばし」と名付けたそうですが、「まんせいばし」という読みの方が定着し現在に至ります。現在かかっている万世橋は3代目ということで、かつての筋違橋があった場所よりやや東に架けられています。

マーチエキュート神田万世橋写真

オープンデッキからの眺め。奥に見える橋は「昌平橋」。

マーチエキュート神田万世橋写真

開業当時のものがそのまま公開されている「1912階段」。

マーチエキュート神田万世橋写真

万世橋からみた「マーチエキュート神田万世橋」。上は中央線の線路。奥の昌平橋とこの橋の中間あたりに「筋違御門」があったそう。

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