岸根公園
2018.02.07[ 史跡・公園等 ]
かつての「米軍岸根バラックス」・「幻の東京オリンピック」の会場予定地でもあった公園
岸根公園
横浜・岸根地区の市民の憩いの場「岸根公園」。
昭和30年から昭和47年まで、この地は米軍に接収され、「岸根バラックス」(兵舎)、またベトナム戦争時には「第106総合病院」となっていた場所。「米軍接収 – 米軍居住地 – 公園として公開」ということでは、東京の代々木公園と似た経緯をたどっているんですね。
しかし実はこの場所、もともとはあの1940年の「幻の東京オリンピック」の会場予定地となっていたそう。そして戦時中には日本軍の高射砲が、さらには朝鮮戦争時には米軍の高射砲が設置されていたという歴史があります。日本軍はともかく、朝鮮戦争時に米軍がここに高射砲を設置していたとは、ある意味驚きです。
昭和47年に返還され、公園として整備されました。
現在、公園内には篠原池(往時の半分以下になってしまったと言います)をはじめ、各種の広場、大小2つの野球場、そして武道館等があります。週末には子供達やジョギングを楽しむ方々など、多くの人で賑わっています。
最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「岸根公園」駅。
とにかく広いです。。数字で見ると「東京ドーム約3個分」なのですが、実際に公園にいると、もっと広く感じます。
野球場。これとは別に、子供用の野球グラウンドもあります。
岸根公園のシンボルと言われる木。
篠原池。かつてはこの倍以上の広さだったそう。
篠原池に隣接する場所に建てられた武道館。