半蔵門
2017.02.02[ 史跡・公園等 ]
徳川家康に仕えた服部半蔵の名が今も残る江戸城の搦手門
半蔵門
徳川家康に仕えた服部正成(服部半蔵)の名がつく「半蔵門」。江戸城の搦手門として、いざという時に将軍様を甲府へ逃がすために、安全に警護ができるよう服部正成配下の武士がこの道沿いに居を構えていたことからその名がついたと云われています。そういう意味ではこの門が甲州街道のもうひとつの起点と言っても良いかもしれません(甲州街道の起点は正しくは日本橋です)。
もともとの門は先の戦災で焼失しました。現在の門は和田倉門の高麗門を移設したもの。「田安門」等と比べると、遠目に見ても、造りの違いは明らかです。
現在は門内は「吹上御苑」。天皇陛下の御所ですね。天皇陛下及び内廷皇族の方々が主に使われているそう。私のような一般人は遠目に眺めるだけの存在です。
場所が場所だけに、数は多くはないものの警備は厳重。かつて過激派の事件もあったようですから仕方のないことですが、その分庶民とこの中の方々との精神的な距離も遠くなってしまう印象を与えます。頭ではそうせざるをえない理由はわかるんですけどね。。