羽田の渡し
2017.03.10[ 史跡・公園等 ]
江戸から川崎大師に向かう人々で賑わった多摩川下流の要衝路
羽田の渡し
江戸から川崎大師に向かう人々で賑わった「羽田の渡し」。かつては「六左右衛門の渡し」とも呼ばれていたそうです。
徳川家康が狩りに出た帰りに、一人でこの渡し場に来たところ、船頭は家康とは知らずに馬のアブミを取った、という逸話が残っています。
当時の川幅は約40間と言われ、100mもなかったので大声なら伝わるほどだったそうです。現在の多摩川は整備され、川幅も広くなっているのでなかなか難しそう。ちなみに江戸時代の幹線道である東海道にあったのは「六郷の渡し」。東京都側ではなく川崎側に「六郷の渡し跡」があるそうです。
碑には、説明と当時の模様を描いた絵が取り付けられています。
東京側から川崎側を望む。現在の川幅は結構広いです。