大師の渡し碑
2021.07.01[ 史跡・公園等 ]
川崎大師への参詣客を運んでいた、多摩川の渡しのひとつ
大師の渡し碑
地元農民や川崎大師への参詣客のために開設された多摩川の渡しのひとつ「大師の渡し碑」。
「多摩川の渡し」は、時代によって変遷しますが、江戸時代に官許があったのは「六郷の渡し」。それより下流域で、しかも明治時代に開設された、かなり新しいのひとつです。1939年(昭和14年)に廃止されました。
記念碑の上部には、以下のように記されています。
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1877(明治10)年に新設され、「新渡し」とも呼んだ。羽田とを結んで川崎大師の参詣客を乗せ、穴守稲荷への「大師の早船」も就航した。1939(昭和14)年に廃止。
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最寄駅は、京浜急行電鉄大師線「東門前」駅。徒歩約5・6分ほど。
碑の上にある案内板。
今は直線的かつ広い川幅ですが、古い地図を見ると、渡しがあった頃は1/4ほどの川幅だったようです。
MAP
神奈川県川崎市川崎区大師河原1丁目