愛の母子像(港の見える丘公園内)
2023.10.21[ 史跡・公園等 ]
横浜米軍機墜落事件の犠牲者をモチーフに港の見える丘公園内に設置された「愛の母子像(港の見える丘公園内)」。
1977年(昭和52年)に起きた「横浜米軍機墜落事件」。厚木基地を飛び立った米軍機が、横浜市内(現在の横浜市青葉区荏田北三丁目付近)に墜落、市民2名(ふたりの兄弟)が死亡しました(兄弟の母は後年この事故が原因で亡くなられました)。その遺族の要望により、作成されたブロンズ蔵が横浜市に寄贈され、1985年(昭和60年)に港の見える丘公園・フランス山地区に設置されました。
設置にあたっては、横浜市側からの(理不尽な!)言いがかりにより紆余曲折ありましたが、2006年に現在の形で設置されるようになりました。
現在設置されている案内板『愛の母子像』には、以下のように記されています。
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昭和52(1977)年9月27日、横浜市緑区荏田町(現青葉区荏田北)に米軍機が墜落し、市民3人(母と幼い子二人)が亡くなりました。生前に海が見たいと願っていたことから、この公園に愛の母子像の寄付を受け設置したものです。
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最寄駅は、横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅。
外観。台座には『あふれる愛を子らに』とあります。当初は『あふれる愛をこの子らに』とする予定でしたが、横浜市の横槍により変更されたもの。上記の案内板も、2006年になってようやく設置されました。
横にある案内板。
港の見える丘公園内・フランス山地区の南側にあります。もう少し南に行くと、展望台があります。
ここからは港の見える丘公園の写真。こちらは、山手側(ゲーテ座前)の公園入口。
展望台からの眺め。中央付近に見えるのは『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』のガンダム。
『香りの庭』の中央にある噴水。
展望台のそばにある、スタジオジブリ製作の映画『コクリコ坂から』の記念スポット。
MAP
神奈川県横浜市中区山手町