山王熊野神社
2020.02.06[ 神社 ]
古くから荒藺ヶ崎に鎮座していたと伝わる神社
山王熊野神社
古くから荒藺ヶ崎に鎮座していたと伝わる「山王熊野神社」。
創建年代については諸説あるようですが、(1)平将門の乱際に藤原恒望に従った熊野五郎武通が当社に戦勝を祈願した、つまりそれ以前から鎮座したいたとする説、(2)鎌倉時代の元亨年間(1321年〜1323年)にこの地に移住した人々によって熊野三山の氏神を勧請し創建されたとする説が伝えられています。江戸時代には新井宿村の、明治期には入新井村の鎮守となっていました。
かつてのこの地の名称をとって「荒藺ヶ崎(あらいがさき)熊野神社」とも呼ばれています。この「荒藺ヶ崎」が後の「新井宿」のもととなったと云われています。
現在の御祭神は、伊邪那岐命・速玉男命・事解男命。
最寄駅は、JR京浜東北線「大森」駅。徒歩10分ほど。
こちらは日蓮宗法光山善慶寺。こちらの山門を入った先に神社の鳥居があります。
神社の鳥居。
拝殿へと続く石段。
拝殿。
拝殿の扁額。
境内からの風景。
境内社の衆善稲荷。「新井宿義民六人衆」の徳を称えてそう呼ばれるようになったそうです。
こちらは善慶寺側ではなく、神社の東側にある鳥居。1796年(寛政8年)建立のものが現存しています。