大鳥神社(豊島区雑司が谷)
2019.02.26[ 神社 ]
江戸時代には雑司が谷鬼子母神堂の境内に祀られていたお酉さま
大鳥神社(豊島区雑司が谷)
雑司が谷鬼子母神堂の境内に祀られていたお酉さま「大鳥神社(豊島区雑司が谷)」。
1712年(正徳2年)、出雲藩松平家の嫡男・万千代が疱瘡にかかった際、病気平癒のため出雲・鷺浦の鷺大明神(現在の伊奈西波岐神社)に祈願し、その後病が治ったため、雑司が谷の鬼子母神堂の境内に鷺大明神を勧請し祀ったのが起源と伝わっています。そういった経緯から「厄病除けの神」として崇敬されていました。
明治期の神仏分離により大鳥神社と改称し境外へ遷座、現在地には1887年(明治20年)に鎮座しました。
御祭神は、日本武命。配祀神として、倉稲魂命。また現在は雑司が谷七福神のひとつとして、「恵比寿」も祀っています。
最寄駅は、東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅。あるいは都電荒川線「鬼子母神前」停留所。徒歩2・3分ほど。
拝殿。
境内社の西宮神社。「雑司が谷七福神」の誕生に合わせ2010年に兵庫・攝津西宮神社より御分霊を勧請しました。もともと鬼子母神堂内に祀られていた際にも恵比寿神は祀られていたそうですが、遷座の際に行方が分からなくなってしまったそうで、改めて勧請されました。