稲荷社(川崎市宮前区馬絹)
2018.10.04[ 神社 ]
川沿いの「崩壊危険地域」に祀られているふたつの祠
稲荷社(川崎市宮前区馬絹)
川沿いの「崩壊危険地域」に残るふたつの祠「稲荷社(川崎市宮前区馬絹)」。
地図上で「稲荷社」とあるのでそれに倣いましたが、実際には何の神様が祀られているのかを示すものはありません。また祠はふたつありましたので、(仮にお稲荷さまだとしても)複数の神様を祀っているのだと思われます。
創建年代や御由緒等、詳細は残念ながらわかりませんでした。しかし明治中期の地図では、現在の「馬絹神社」の表記はなく、この稲荷社の場所に神社の印があります。もしかしたら現在馬絹神社にある何かしらの神社の「元宮」があった場所なのかもしれません。
実際に現地を訪れると、なかなか神秘的というか、正直なところ「すごい場所」に残されている祠ということを実感できます。因みにこの場所は「馬絹神社」の所有地のようです。
最寄駅は、東急田園都市線「宮崎台」駅。徒歩15分ちょっとでしょうか。
祠に向かう坂の下にある丹塗りの鳥居。
この「道なき参道」を登って行きます。
登った先に、二つの祠が現れます。
登り口の鳥居を引いた場所から。ガードレールとフェンスの間にあるのは、矢上川。実はこの川、一級河川に指定されています。古い時代(縄文時代より前)には、鶴見川ではなく多摩川に注ぎ出ていたと云われています。