講武稲荷神社
2017.11.11[ 神社 ]
江戸末期に浅草橋場の稲荷社を遷して創建された神社
講武稲荷神社
江戸時代末期の安政年間、神田には鉄砲洲から移転してきた講武所(武士に対し、洋式調練・砲術などを教えていたそう)があり、この付近にはその付属地があったと云います。大貫伝兵衛という人がこの講武所付属地の払い下げを出願、無事に許可が下りるよう、浅草橋場にある長昌寺にあった稲荷社に祈願していたそうで、念願叶って払い下げを受けた際にこの地に祠を造り、稲荷社をこちらに遷座し「講武稲荷神社」として1857年に創建したと伝わっています。
火伏せと、花街の繁盛に関して特にご神徳があると評判になり往時は賑わっていたそう。
しかし残念ながら関東大震災にて焼失、区画整理に伴い現在地に遷座しました。先の戦災でも焼失しましたが、戦後に再建。現在の社殿は、昭和55年(1980年)に改修されたものだそうです。
最寄駅は各線「秋葉原」駅。徒歩5分ほど。