野口仮屋小祠（府中市宮西町）

大國魂大神の逸話が伝わる「野口仮屋」の横にお祀りされている「野口仮屋小祠（府中市宮西町）」。

名称は仮称です。某地図アプリでは単に「神社」と表示されています。

「野口仮屋」に関する情報は以下の通り。この地（府中）に初めて大國魂大神が来た際に、宿を探していたところ、野口家が快く受け入れたと云います。野口家はその後神人になり、また現在毎年5月に行われる大國魂神社の例大祭（くらやみ祭）では、この故事に因む「野口仮屋の儀」が行われているそうです。

ただ、残念ながら、この祠がこれらのお話とどの程度関係があるのかはわかりませんでした。

最寄駅は、JR南武線・武蔵野線「府中本町」駅。京王電鉄京王線「府中」駅からも徒歩圏です。

外観。手前に見える鳥居のあるところが小祠のある場所、「中万本店」の看板の奥にあるのが野口仮屋。

鳥居の正面から。

社殿。

野口仮屋を正面から。案内板の中の『野口仮屋の伝説』部分には、以下のように記されています。

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往古、武蔵国を開発された大国主命が始めてこの府中に御降臨になった折、或る民家に一夜の宿を乞うたところ、すげなく断られ、次に野口家（今の御仮屋）に参り宿を乞うたところ、その晩は丁度主人の妻が出産中であり、お産のけがれを申し上げたところが大国主命は、お産は決して忌まないからとのことであったので、丁寧に御待遇申し上げたのが「野口仮屋の饗膳勧盃の古式」の縁起で例年大国魂神社例大祭当日の五月五日午後八時頃行なわれる。

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