宝地蔵尊
2017.09.11[ 史跡・公園等 ]
楓川で命を落とした子を供養するために建てられたお地蔵様
宝地蔵尊
昭和29年夏、かつてこの地に流れていた楓川(もみじがわ)に、子供が落ちて亡くなる事故があったそう。この子を供養するために建てられたのが「宝地蔵尊」。宝橋の袂に今も残っています。
楓川は江戸時代に造られた人工の堀。現在では川はなくなり、そこには首都高速道路が走っています(宝橋では頭上にも首都高が走っています)。
東京の「残念な現代の風景」として象徴的なのは日本橋ではないかと思いますが、あそこはまだ下には川があります(だから?上に首都高があるのですが。。)。都内にかつて多くあった小川や堀の多くが開発の波にのまれ、その姿を消してしまっています。楓川もそのうちのひとつ。
最寄駅は都営浅草線「宝町」駅。
宝橋。この左側にお地蔵様があります。橋の上を行くのは首都高、そして下も首都高。