佐須神明宮(調布市佐須町)
2024.08.02[ 神社 ]
地域の田畑の豊作を祈願してお祀りされた神社
佐須神明宮(調布市佐須町)
地域の田畑の豊作を祈願してお祀りされている「佐須神明宮(調布市佐須町)」。
創建年代は不明ですが、『新編武蔵風土記稿』に記述があり、すぐそばの祇園寺が別当を務めていたと云います。祇園寺は750年(天平勝宝2年)に創建された古刹です。
調布市による案内板には、以下のように記されています。
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佐須神明宮は、佐須街道沿いに位置する虎狛神社(佐須町1ー14)とともに、昔から農に携わってきた地域の人々の深い言仰を受けてきた神社です。
虎狛神社は、崇峻天皇2年(西暦589年)に大歳御祖神(おおとしみおやのかみ※農業の神様として言仰されている)を祀り、以来佐須の鎮守として、地域の安全・安心と団結や発展の中心的役割を果たしてきました。「延喜式神名帳」に武蔵国の式内社四十四座、多摩郡八座の一つとして記されています。
なお、佐須神明宮も虎狛神社と同様に明治の神仏分離令までは、隣接する祇園寺の別当が神事を司ってきましたが、それ以降も豊作を願う地域の鎮守の杜として、地域の人々にとって欠かせない存在でした。
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御祭神は、天照皇大神。
最寄駅は、京王電鉄京王線「国領」駅。徒歩約15分ほど。
神社、というか、杜(もり)の外観。
近づくと、鳥居が見えます。
調布市による案内板。
鳥居の前から。
小さい石段を上がった先に社殿があります。
社殿。
MAP
東京都調布市佐須町4丁目43−5