小網神社
2017.08.16[ 神社 ]
日本橋小網町の氏神・「強運厄除の神さま」として慕われる神社
小網神社
1466年に、悪疫鎮静のために稲荷神を勧請し創建されたと伝わる「小網神社」。
時の領主・太田道灌により「小網山稲荷院万福寿寺」と命名され、このことからこの一帯は小網町と呼ばれるようになり、地域の氏神として崇敬されてきました。
明治期の神仏分離により「小網稲荷神社」と改称、さらに戦後に現在の「小網神社」と改称されました。
先の大戦では、こちらの神社の御守を受けた氏子の兵士は全員が生還されたという逸話が残っており、また東京大空襲の際にも境内は難を逃れたとのこと。日本橋地区唯一の木造檜造りの神社となっています。これらのことから「強運厄除の神さま」と慕われています。
境内社の弁財天は、もともと万福寿寺に祀られていたものが明治期にこちらに遷座したもの。現在では「東京銭洗い弁天」と呼ばれています。
また日本橋七福神のひとつとして、「福禄寿」も祀っています。
最寄駅は東京都営地下鉄浅草線「人形町」駅。徒歩2・3分ほど。
東京のど真ん中にあるとはいえ、正直かなり小規模な神社ですし、見た目だけなら取り立ててアピールする要素はないのですが、それでもその御神徳から多くの参拝客が訪れるお社となっています。
境内社の弁財天。