中和田公園(横浜市泉区和泉中央南)
2023.10.14[ 史跡・公園等 ]
戦前には「招魂社」と呼ばれていた場所
中和田公園(横浜市泉区和泉中央南)
かつては地域の招魂社だった「中和田公園(横浜市泉区和泉中央南)」。
1905年(明治38年)に、当時の持田製糸工場の社主・持田初治郎氏によって寄付された土地で、西南の役から第二次世界大戦までの忠魂碑があり「招魂社」と呼ばれていたと云います(※もしかしたら社殿もあったのかも?)。現在は公園として整備されていますが、各種の石碑はそのまま残されています。
公園内にある泉区役所による案内板には、以下のように記されています。
==========
この公園は明治38年に持田製糸工場の社主、持田初治郎氏の寄付した土地を公園としたもので、かつては招魂社と呼ばれていました。境内には西南の役から第二次世界大戦までの忠魂碑、地域の青年集団「北部金蘭会」の教育に尽力した石井広助の碑があります。さらに中和田小学校の初代・2代目校長を務めた山田専成、山田豊次郎や養蚕・生糸の改良・普及に尽力した持田初治郎の各氏の顕彰碑が立っています。
泉区役所
==========
上記にある「持田製糸工場」は、横浜市内最古で大規模な製糸工場だったと云い、明治〜大正期の泉区の養蚕の隆盛を物語るもののひとつ。現在のJA横浜和泉支店がある辺りにあったそうです。
最寄駅は、相模鉄道いずみ野線「いずみ中央」駅。
外観。
遊具等もあり、ぱっと見は普通の公園ですが。。
園内には、巨大な石碑がいくつもあります。
左側の『忠魂碑』は、乃木希典筆。
MAP
神奈川県横浜市泉区和泉中央南5丁目1−18