称名寺庭園(横浜市金沢区金沢町)
2022.12.03[ 史跡・公園等 ]
金沢北条氏の菩提寺・称名寺にあった浄土式庭園
称名寺庭園(横浜市金沢区金沢町)
金沢北条氏の菩提寺・称名寺にあった庭園が復元・整備された「称名寺庭園」。
称名寺は、金沢北条氏の祖である北条実時が開基したお寺。実時がて屋敷内に建てた持仏堂が起源と云われており、その後金沢北条一族の菩提寺となりました。仁王門の先にある浄土式庭園は金沢氏三代貞顕の頃に整備されたと伝わっています。
鎌倉幕府と共に金沢北条氏が滅亡した後は鎌倉公方等の庇護を受けていましたが、江戸期に衰退。時は下り1978年(昭和53年)から10年にわたって庭園の発掘・調査が行われ、その後復元整備されました。平橋・反橋はさらに2007〜2008年に架け替えが行われたそうです。
私は仏教に詳しくもありませんし、浄土式庭園の何たるかを理解しているわけでもないのですが、海は埋め立てられ遠のき、街中も当然のように市街地化されていく中で、仁王門の先に広がる風景は、とても印象深いものでした。
最寄駅は、京浜急行本線「金沢文庫」駅。惣門である赤門までは、徒歩約15分ほど。
称名寺赤門。
赤門の先、民家の間の参道を進みます。
仁王門。この先に庭園があります。
金堂。
金堂前からの平橋・反橋の眺め。
MAP
神奈川県横浜市金沢区金沢町212−1