駒込妙義神社
2017.07.17[ 神社 ]
「戦勝の宮」として篤い信仰を集めた、太田道灌所縁の神社
駒込妙義神社
日本武尊東征の折、陣を構えたと伝えられる地に創建された「駒込妙義神社」。創建は651年と云われており、豊島区内最古の神社とされています。当時は「白鳥社」と称していました。
時は下り戦国時代、太田道灌が古河公方・足利成氏との戦の際にここで戦勝を祈願し、見事に勝利しました。さらにその後、豊島氏との戦いや千葉氏との戦いの際にもここで戦勝を祈願、ことごとく勝利を収めました(そもそも太田道灌は、戦ではほとんど負け知らずの関東の名将でした)。
こういった縁から、古くからこちらは「勝負の神様」「戦勝の宮(みや)」と呼ばれ、特に武将から篤い信仰を集めていました。
御祭神は、日本武尊。相殿に高御産霊神、神功皇后、応神天皇。
後年、群馬出身の方がこの地に住み着いたことから現在の社号になった様ですが、群馬の妙義神社との直接の関係はないようです。
先の戦災で焼失しましたが、現在の社殿は昭和40年に再建されました。
太田道灌を祀る末社・太田道灌霊社。