横根稲荷神社(横浜市泉区和泉町)
2022.11.17[ 神社 ]
巴御前の逸話も伝わる和泉のお稲荷さま
横根稲荷神社(横浜市泉区和泉町)
巴御前の逸話も伝わる和泉のお稲荷さま「横根稲荷神社(横浜市泉区和泉町)」。
創建年代は不明ですが、その昔、地域で災厄が度々起きた際、古老が『かつてはここには稲荷の社があったが、今は廃祠同然になっている。この祟りであろう』と云ったことから、村を挙げてこの祠を再建した、という逸話が伝わっています。また境内にある井戸は、和田義盛の愛妾となっていた巴御前が信濃に落ちて行く途中に使ったものだと云われています。
泉区役所による案内板には、以下のように記されています。
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この神社は和泉全域を氏子とし、周辺の住民や商人の信仰を集め、大山参りの人達も旅の安全を祈願したといわれています。境内には巴御前が化粧に用いたという「横根感念井戸」があります。神社の周りでは、昭和12年頃まで農耕馬などが走る「旗競馬」が催されていました。見世物小屋や露店が立ち並び、周辺の男女の見合いの場所にもなっていました。鳥居横には馬頭観音碑が数基あります。
また近くにあった富士塚には航空灯台がありました。
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横浜市による「横根稲荷神社と旗競馬」に、この神社にまつわるさまざまなお話が掲載されていますので、ぜひ参考に。
御祭神は、宇迦之御魂大神。
現在は中田北の御霊神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、相模鉄道いずみ野線「いずみ野」駅、あるいは「弥生台」駅。徒歩約10分〜12分ほど。
正面の鳥居。
鳥居横にある馬頭観音。
拝殿。
拝殿前のお狐様。
巴御前が化粧に用いたという「横根感念井戸」。
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神奈川県横浜市泉区和泉町5963