瀬谷日枝社(横浜市瀬谷区本郷)
2022.09.25[ 神社 ]
旧鎌倉道沿いに鎮座している山王さん
瀬谷日枝社(横浜市瀬谷区本郷)
旧鎌倉道沿いに鎮座している山王さん「瀬谷日枝社(横浜市瀬谷区本郷)」。
創建年代は定かではありませんが、鎌倉時代にはすでに創建されていたと云われています。後北条氏の時代にはこの辺りに陣屋が設けられたということから、地政的に重要な場所だったことが窺われます。江戸時代には「山王社」と呼ばれていました。
拝殿横にある大ケヤキの脇にある案内板には、以下のように記されています。
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天正十九年(一五九一年)の検地帳見聞記や昔からの言い伝えによれば、今から約四百年前、小田原北条氏の陣屋が神社の東方一丁のところにありました。御馬廻り役だった久米玄蕃之助は上瀬谷の城山外堀に馬屋敷を設置しましたがその小姓役松波内蔵が、日枝神社に牛頭天皇(スサノオノミコト)を祀っていました。ところが渡御のたびに夏の流行病や大げんかがあるので、元亀元年(一五七〇年)頃氏子が相談した末、今の拝殿と大ケヤキの間に埋めてしまったといわれています。現在でも正月の〆縄を納めたり、参拝したりする旧留が残っているとか。
昭和五十四年三月
横浜市緑政局
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現在の御祭神は、伊弉諾命・伊弉冊命 。
現在は、瀬谷諏訪社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、相模鉄道本線「瀬谷」駅。徒歩約15分ほど。
正面の鳥居。
境内。
拝殿。
奥の高い木が、上述の大ケヤキ。
拝殿前の狛犬。
拝殿に掲げられている扁額。
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神奈川県横浜市瀬谷区本郷1丁目18−9